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意外にもニーズが高い「素行調査」

出典: 事件はラブホで起きている
素行調査」はある特定の人物の「普段の素行を調べてほしい」という依頼で、「行動調査」とか「身辺調査」とも呼ばれる。 例えば、 ・どこへ行って誰と会っているのか? ・何にお金を使っているのか? ・普段どんな生活をしているのか? ・変な宗教にハマってはいないか? ・結婚相手として相応しい人物なのか? などなどを、尾行や聞き込みによって調査する業務。その人の本当の「人間性」って、誰からも見られていないときにこそ現れたりする。特に匿名性が高い都会では「知り合いにバレなきゃいいや」と思いながら、人混みに紛れて思いもよらぬ行動をしていたりすることがある。 それを依頼者さんに代わって観察して、探偵は報告する。 なかでも圧倒的に多いのが婚約者の素行調査の依頼。「婚前調査」と呼ばれるもので、婚前調査の依頼は婚約者本人からではなく、親御さんからの依頼っていうパターンもチラホラある。 「うちの大事な娘の婚約者が、どんな男か知りたい」というやつね。結婚を目前にして、最後に女遊びをしまくる男性も少なくないからね。 ほかには、企業からの依頼もあったりする。 例えば、 ・社員が外回り営業中にサボっていないか? ・社員が会社の物をこっそり横領していないか? ・社員が副業禁止なのに副業していないか? ・社員がライバル企業と内通していないか? といったように、素行調査にはさまざまなニーズがある。 だけど、すべての素行調査の依頼に関しては、調査の正当性がなければ成立しない。 依頼者と対象者との関係性にもよるけど、ストーカーや犯罪の幇助になってしまう危険がある素行調査の依頼は、探偵は受けることができない決まりになっている。 でも、たまにいるんだよね……。「自分は彼氏だ!」って言い張って、「彼方の家の住所が知りたいです!」みたいに依頼をしてくる男が。 「いやいや、付き合っているなら、彼女さんに普通に聞いたらいいじゃないですか?」って言うと、「聞いても教えてくれないんです!」とか言い出すのよ。 「えっ……すみません。それって本当にお付き合いされています……?」と聞くと、「メールアドレスを教えてくれましたから。それは付き合ってますよ!はいん!」なんてことを真顔で言う。 当然のことながら、こんな男の依頼は受けられない。