MENU

リスティング広告

出典: 事件はラブホで起きている
まず、Googleなどの検索サイトを使って「探偵 浮気調査」というキーワードで検索をかけると、いちばん上には次のような内容が表示されるはず。 「浮気調査なら〇〇探偵社!」「業界最安!料金で選ぶなら〇〇探偵!」「絶対に失敗したくないなら〇〇探偵!」「やっぱり大手探偵社が安心!」「TV出演多数!あの芸能人もおすすめする探偵社!」「警察OBや弁護士と連携の探偵社!」「新……」「らぁああああっ!!!」 最後のはふたつは嘘です……そして、よく見ると下のほうに「広告(AD)」や「スポンサー」って書いてある。これが「リスティング広告」というやつで、全国の探偵社はこの広告を出すためにGoogleにめちゃくちゃ高い広告費を払っている。リスティング広告とは、特定の検索キーワードに対して企業が広告を出稿し、その広告が1回クリックされるたびに課金されるという成果課金型の広告手法。 つまり、いちばん上に出てくるからって、その探偵社が「いちばん良い」っていう話ではなく、単にその検索キーワードに対して「いちばん高い広告費を払っている探偵社」というだけの話。 似たような広告で「リターゲティング広告」ってのもある。ほら、一度「探偵」や「浮気調査」と検索しちゃうと、その後しばらく探偵の広告がめっちゃ出てくるようになりません? あれです。 要するに、〝広告費〟という金を物に言わせた殴り合いが行なわれているのが探偵業界ってこと。 じゃあ、その広告合戦の規模感をざっくり紹介しておくと、大手探偵社のひと月あたりの広告費は、およそ3000万円。それに対して、ひと月あたりの売り上げが5000万〜6000万円程度。あとは、稼ぎたい時期に一気に広告を出稿して回収する探偵社は、ひと月にガツンと9000万円くらいの広告費を投じて、1億1000万円くらいの売上を叩き出した、なんて話を聞いたことがある。 もう、わかったでしょう? これだけ広告に金をかけて、なお利益を出そうとするなら、調査料金をガンガン上げるしかない。だから、大手探偵社は依頼者1人あたりの契約金額を150万や200万に設定しないと、ビジネスとして成立しない。依頼者の財布から広告費を回収する――概して大手探偵社の調査料金は高額になる背景には、こうしたカラクリがあるからだ。 ちなみに探偵は高額サービスだから、クリックした際に支払われる広告単価も非常に高く設定されている。1クリックあたり3000〜15000円といったケースも珍しくない。ここだけの話……ライバル探偵社が出してる広告に対して、わざと不正クリックを繰り返して、相手の広告費を無駄に消費させることで資金を削り合うという、非常に情けなくて、セコい戦いが繰り広げられている。どこの探偵社とは言わないでおくけど、探偵業界って、内部分裂ばっかりなんだよね。