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地味な服装と薄化粧で出かける奥さん

出典: 事件はラブホで起きている
調査初日、気合いを入れて現場に到着。対象者は家から最寄り駅まで、子どもを乗せられるママチャリで移動するとのことで、こちらも自転車を用意して張り込みのスタンバイをする。先に依頼者さんがお子さんを連れて出かけていった。これで家の中にいるのは対象者だけ。ほどなくして、対象者が家から出てきた。そして、マチャリに跨り駅へと向かう。さぁ、ゲームの始まりだ。 長年探偵をやっていると、家から出てくる対象者を見れば、その日に不倫相手と会うかどうか、なんとなくわかる。対象者である奥さんの今日の服装はパンツスタイルで、かなりの薄化粧。 (うーん……今日は空振りかもしれないなぁ……) そんなことを思いつつも、とりあえず尾行を続ける。駅にマチャリを置き、対象者は電車に乗って都心方面へ移動する。渋谷駅で下車し、デパートへ入ると買い物もせず、そのままトイレに入っていった……入って30分近く経っているのに、出てこない。出てくる瞬間を見逃していることはあり得ないから、まだトイレにいるはずだ。 不安になりかけたそのとき、対象者がトイレから出てきた……! 明らかに様子が変わっている! メイクはバチバチにキマっているし、パンツスタイルから、完全な勝負スタイル、タイトなミニスカートに着替えて出てきた……! 「キターーー!!」 トイレから出てきた対象者は、もはや子持ちの人妻ではなかった。完全に「オンナ」そのもので、これから不倫相手の男と会うことは明らかだった。 テンションが上がるのを抑えつつ尾行を続けると、対象者はオシャレなレストランへひとりで入っていった。ひとりで入るような店じゃないから、おそらく待ち合わせだろう。外で張り込み、店の出入り口を監視していた。 そして2時間後、対象者と不倫相手の男が、手をつなぎながら一緒に出てきた。 「やっぱり、キターーー!!」 不倫相手の男は40代、白人の外国人だった。 ……海を跨いだ不倫かよ……! 店を出てからそのまま真っすぐ坂道を進み、ラブホテルへ入っていった。僕はラブホの中までついていき、フロントで部屋を選んでいるふたりの様子まで撮影完了。ちなみに、このラブホは豊富なコスプレの貸し出しサービスが評判であることも、併せて報告しておきたい